2006年 06月 01日
珈琲時光 |
ブログのネタづくりのためにDVDを借りてきました。その名も「珈琲時光」。早速、早速ということで、珈琲などちびちびと飲みながら観ていたところ、開始から21分~22分、余貴美子が一青窈に「ごはんできたよ!」という場面で止まってしまい、その先を完全に観ることが出来なくなってしまいました。DVDレコーダーが壊れたかと思い、試しに一緒に借りてきた「マトリックス」(今更という感じで恥ずかしいですが)を再生したところ、こちらは最後まで楽しく観ることが出来、どうやらディスクの方に問題があるようです。
というわけで、非常に残念ではありますが、私は「珈琲時光」鑑賞を断念することにしました。まぁ、「小津安二郎生誕100周年記念」という冠がついていましたから、このまま淡々と、たいした盛り上がりも無く、物語りは終わりを迎えるだろう、そして、エンドロールをぼんやりと眺めながら私はつぶやくだろう「また貴重な時間を無駄にしてしまった」と・・・DVDのピクチャーレーベルを見つめながら悔し紛れにそんなことを思いました。
いや、本当のことをいえば、私はこの手の映画を嫌いではありません。猪突猛進に大団円を迎えてしまうような映画より、寄り道しながら、時々あくびが出てしまいそうなくらい退屈な映画の方が、その先の世界を容易に想像することが出来る映画の方が、私は好きです。
しかし映画の神は、珈琲の神はそれを許さなかった。私にその世界を最後まで見せてはくれませんでした。でも、私は知っていました。それらは全て、たまたまの偶然ではなく、必然なのだと。
というわけで、非常に残念ではありますが、私は「珈琲時光」鑑賞を断念することにしました。まぁ、「小津安二郎生誕100周年記念」という冠がついていましたから、このまま淡々と、たいした盛り上がりも無く、物語りは終わりを迎えるだろう、そして、エンドロールをぼんやりと眺めながら私はつぶやくだろう「また貴重な時間を無駄にしてしまった」と・・・DVDのピクチャーレーベルを見つめながら悔し紛れにそんなことを思いました。
いや、本当のことをいえば、私はこの手の映画を嫌いではありません。猪突猛進に大団円を迎えてしまうような映画より、寄り道しながら、時々あくびが出てしまいそうなくらい退屈な映画の方が、その先の世界を容易に想像することが出来る映画の方が、私は好きです。
しかし映画の神は、珈琲の神はそれを許さなかった。私にその世界を最後まで見せてはくれませんでした。でも、私は知っていました。それらは全て、たまたまの偶然ではなく、必然なのだと。
by niagara-cafe
| 2006-06-01 21:10
| ■Niagara Cafe■
|
Comments(4)
>それらは全て、たまたまの偶然ではなく、必然なのだと。
深い!!
しつこくシングルモルトの事ですが、どうしても言いたかったので、
アイラ島の「アードベッグ」という酒の「ベリーヤング」が、実は一番好きだったという事を思い出しました。機会があれば飲んでみて下さい。
僕も酒は飲めませんが、これは好きです。あと精通しているわけでは・・・
ps:珈琲豆有り難う御座いました!
深い!!
しつこくシングルモルトの事ですが、どうしても言いたかったので、
アイラ島の「アードベッグ」という酒の「ベリーヤング」が、実は一番好きだったという事を思い出しました。機会があれば飲んでみて下さい。
僕も酒は飲めませんが、これは好きです。あと精通しているわけでは・・・
ps:珈琲豆有り難う御座いました!
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ロデム
at 2006-06-02 01:37
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.......さすがナイアガラさん!
すでに達観の境に入られていますネ。
僕も小津さんの映画好きです、観た後はついつい口調が丁寧になってしまいますよ。
今日コーヒー送りました、自作ネルも入れておきました。
すでに達観の境に入られていますネ。
僕も小津さんの映画好きです、観た後はついつい口調が丁寧になってしまいますよ。
今日コーヒー送りました、自作ネルも入れておきました。
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niagara-cafe at 2006-06-02 07:34
まるいちさん
記事を書いたとき非常に混乱しており、本文の最後の一文は、マトリックスに似たようなセリフがあり、それと私の与太話がごちゃ混ぜになってしまいました。
>アイラ島の「アードベッグ」という酒の「ベリーヤング」が、実は一番好きだったという事を思い出しました。機会があれば飲んでみて下さい。
機会があれば舐めてみます(笑、ウイスキーの違いがわかる男というのもカッコいいナァと思いました。
記事を書いたとき非常に混乱しており、本文の最後の一文は、マトリックスに似たようなセリフがあり、それと私の与太話がごちゃ混ぜになってしまいました。
>アイラ島の「アードベッグ」という酒の「ベリーヤング」が、実は一番好きだったという事を思い出しました。機会があれば飲んでみて下さい。
機会があれば舐めてみます(笑、ウイスキーの違いがわかる男というのもカッコいいナァと思いました。
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niagara-cafe at 2006-06-02 07:41
ロデムさん
偉そうに書いておいて非常にお恥ずかしい話ですが、実のところぼくは小津映画を観たことがありません。以前、小津安二郎や成瀬巳喜男作品が好きな人の話を聞いた印象から想像して書いてみた次第です。いい機会なので今度借りてみようかと思います。
>今日コーヒー送りました、自作ネルも入れておきました。
ありがとうございます!非常に楽しみです。こちらも今週末にまた焙煎をする予定なので、出来がよければまた送らせていただきます。
偉そうに書いておいて非常にお恥ずかしい話ですが、実のところぼくは小津映画を観たことがありません。以前、小津安二郎や成瀬巳喜男作品が好きな人の話を聞いた印象から想像して書いてみた次第です。いい機会なので今度借りてみようかと思います。
>今日コーヒー送りました、自作ネルも入れておきました。
ありがとうございます!非常に楽しみです。こちらも今週末にまた焙煎をする予定なので、出来がよければまた送らせていただきます。