2009年 06月 07日
Le Blanc et le Noir |
私の家の内部の壁と天井の漆喰塗りは、あと1日くらいでようやく2階部分が終わりそうです。が、上塗りをした後、ボードのジョイント部分の下地処理が、うっすらと線となって浮かんできてしまいました。それを誤魔化すために、『私の今後の人生を全て珈琲に捧げるため』などと誣言を吐き、もう一度上塗りをかけてから、巨大な珈琲豆のフレスコ画を描いてもよかったけれど、ただの上塗りが、恥の上塗りに変容しても困るので、今回は妥協し思いとどまることにしました。
それにもうだいぶ疲れてきましたし……。
壁と天井の仕上げ材に白色の漆喰を採用した理由は、白い空間で飲むとドゥミタッスのブラックが、いつもより美味く感じるような気がしたからです。ユトリロの「白の時代」の作品を鑑賞しながら飲む珈琲は取り分け美味い、というのと一緒で、様々な白を目で感じ、珈琲の黒を舌と鼻で感じることによって、脳の感覚神経(特にバランスとアンバランスの狭間)をぐちゃぐちゃに麻痺させ、美味しいと妄信させることが出来ると思ったからです。
これが濃くて暗い色なると、味覚の神経が珈琲の煎りを5秒くらい進んだかのように捉えてしまい、(特に深煎りの場合)やや焦げた印象を受けてしまいます。 かといって、白色だったら何でもいいかといえばそうではなくて、瀬戸内にある耕三寺の境内(というべきか)にある「カフェ・クオーレ」のように、床から壁、天井に至るまで白亜の大理石を使った空間にしてしまうと、硬くて冷たい印象が、生焼けのガリガリと硬い豆を連想してしまい、ちょっと落ち着かなくなってしまいそうです。(というか、そもそも予算的に大理石をチョイスする余裕はどこにもないわけですが)
いろいろ書きましたが、床だけは真っ黒にする予定です。これまでの私の空言でいくと、床も白色になるところですが、これまでずっと、3次元ラインやテイストを堀部安嗣氏の顰に倣ってきたもので、床の黒色もまた然りで、そこだけは何が何でも譲れないところなんです。
by niagara-cafe
| 2009-06-07 08:42
| ■ナイアガラハウス建設計画■
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Comments(10)
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Monk
at 2009-06-07 15:14
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明るくてコーヒーノキがすくすく育ちそうな部屋ですね
フレスコ画楽しみにしてます ><
フレスコ画楽しみにしてます ><
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nekoya_cafe at 2009-06-07 19:32
なんだかすごくアートな作業場って雰囲気なんですけど^^
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Imagine-Master
at 2009-06-07 22:48
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↑
こんな配色はどうでしょうか?
こんな配色はどうでしょうか?
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niagara-cafe at 2009-06-08 06:48
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niagara-cafe at 2009-06-08 06:55
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niagara-cafe at 2009-06-08 06:58
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pegion at 2009-06-08 21:12
おタバコは吸われないんですよね。
吸ってたらけっこうに煙で茶色になりますので。
吸ってたらけっこうに煙で茶色になりますので。
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niagara-cafe at 2009-06-09 06:57
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pegion at 2009-06-09 20:49
アルコールまでたちますか。
すごいですね(^^)
すごいですね(^^)
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niagara-cafe at 2009-06-10 20:12